F1 2021 第5戦モナコGP 決勝

レースレポート
Photo by Reuben Rohard on Unsplash

伝統のモナコGP、スタートはクリーン、セーフティカーも1回も入らないというモナコにしては珍しい展開で、一見つまらないパレードランのようでしたが、駆け引きや戦略の秀逸さがあり、ピットイン前後はすごく面白かったですね。

衝撃!ルクレールがトラブルでスタートできず

スタート前のレコノサンスラップでマシンの不調を訴え、スロー走行の後ピットイン!マシン修復のためピットレーンクローズまでにピットを出ることができず、そのままピットレーンスタートとなります。・・・と思ったら車を降りてそのままリタイアとなりました。フェラーリが前に居ることで面白いレースになる事を期待していたのに残念でなりません。さすがにこれはかわいそ過ぎます。
フェラーリはリスクは犯さず少しでも懸念があればギアボックスは交換すると言っていたので、不具合は見つからなかったんでしょうね。ルクレールは暴れてもおかしくない展開ですが、落ち着いてメカニックを慰め、ファンに手を振り、スタート前のセレモニーにも参加するという大人の対応を見せてくれました。中野信治さんも仰ってましたが、ルクレールの対応は素晴らしかったですね。(自分がクラッシュしたのが悪かったという気持ちもあったのでしょう)

後の情報によると、不具合はドライブシャフトにありギアボックスではなかったようですが、それであれば余計にスタートまでに修復は無理でしたね。

スタート1コーナーはフェルスタッペンが制す!

スタート1コーナーはフェルスタッペンがトップで通過、後方も大きな混乱はなく綺麗なスタートになりました。続いてボッタス、サインツ、ノリス、ガスリーとスタート順通りのオープニングラップでした。

角田裕毅は17番手に下がり、奇しくも最後尾3台が新人君(角田、シューマッハ、マゼピン)になりました。モナコの厳しさを象徴するような順位で、ちょっと笑っちゃいました。

その後はモナコならではの、淡々と走り続ける展開で大きな動きはないままレースは続きました。

ハミルトンピットインからのオーバーカットの応酬!

29周目、なかなかガスリーをパスできないハミルトンは早めにピットイン!ハードタイヤに交換しました!もちろんこのまま1ストップで最後まで走り切る作戦です。


30周目ボッタスピットイン!右フロントタイヤが外れずタイヤ交換できず!ホイールガンを回してもホイールが外れません!ボッタスこのままリタイア・・・ルクレールに続き残念な結果になってしまいました。ホイールナットのネジ山をホイールガンでなめてしまい、ナットを回せなくなったようです。

31周目ベッテルピットイン!ピットアウト後ガスリーの前へ!オーバーカットに成功しました。
33周目フェルスタッペンピットイン!こちらもハードタイヤに交換!いったんペレスが前に出ます。この時は「ペレスを抜くな」というチームオーダーがフェルスタッペンに!

34周目ペレスピットイン!ベッテルの前4番手でコースに戻ることに成功!大いなるオーバーカットを成功させました!これはでかい!この時点でハミルトンは7番手、ボッタスはリタイアですからね。チームでいい仕事しました!タイヤを持たせておいて、他車のピットインで前が開けた瞬間プッシュしてオーバーカットを狙ったようです。

そうは言ってもここからはパレード!

ベッテルは「しれっ」と、ペレスは秀逸のオーバーカットを見せました。ベテランの経験とタイヤマネジメントのうまさが光ったイメージです。
この2人のファンって訳ではないのですが、現在の境遇もあって2人とも応援しちゃいますので、嬉しかったです。新しいチームのマシンに慣れさえすれば、2人とももっと輝くのではないでしょうか。

この素晴らしいピット戦略の後は、みんなほぼパレードラップでした。まあモナコだから仕方ないってところです。

決勝順位

フェルスタッペン、最終的には余裕の1位!キャリア初、ドライバーズランキングトップに躍り出ました!2位サインツ、3位ノリスという、とても若々しい表彰台でした!

順位No.ドライバーチームタイムポイント
133マックス・フェルスタッペンレッドブル1:38:5725
255カルロス・サインツフェラーリ+8.968s18
34ランド・ノリスマクラーレン+19.427s16
411セルジオ・ペレスレッドブル+20.490s12
55セバスチャン・ベッテルアストンマーチン+52.591s10
610ピエール・ガスリーアルファタウリ+53.896s8
744ルイス・ハミルトンメルセデス+68.231s6
818ランス・ストロールアストンマーチン+1 lap4
931エステバン・オコンアルピーヌ+1 lap2
1099アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ+1 lap1
117キミ・ライコネンアルファロメオ+1 lap0
123ダニエル・リカルドマクラーレン+1 lap0
1314フェルナンド・アロンソアルピーヌ+1 lap0
1463ジョージ・ラッセルウィリアムズ+1 lap0
156ニコラス・ラティフィウィリアムズ+1 lap0
1622角田裕毅アルファタウリ+1 lap0
179ニキータ・マゼピンハース+3 laps0
1847ミック・シューマッハハース+3 laps0
NC77バルテリ・ボッタスメルセデスDNF0
NC16シャルル・ルクレールフェラーリDNS0


チェッカー直後のインタビューでも、表彰台でもサインツがノリスにちょっかい出してイチャイチャしてましたね。本当に仲が良いんですね。

一見単調に見えるモナコGPですが、今回は内容の濃い良いレースでした。
角田裕毅は16位と奮いませんでしたが、FP2クラッシュ→Q1敗退からの決勝完走と幻のファステストラップということで、学び多き週末だったんじゃないでしょうか。彼はまだまだこれからの選手だと思います。才能に疑いの余地はないので、花開く日を楽しみに待ちましょう!

次回はアゼルバイジャンGP、同じ公道サーキットとはいえ全く特性の異なるバクーではどんなレースを見せてくれるか、超ロングストレートを制するのはどのチームか楽しみですね。それでは!

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