F1 2021 第13戦オランダGP フリー走行

レースレポート

FP1

ベッテルがエンジントラブルでピットレーン出口あたりにマシンを止めました。しばらくイエローフラッグの後、レッドフラッグに切り替わりセッション中断です。但し予選と違ってフリー走行ではレッドフラッグでもセッション残り時間のカウントダウンは止まりません。
大きな炎は上がっていませんが、マシン内部でくすぶっている感じなのでしょう。ベッテル自ら消火器を持ってマシンリア部分にかけようとしていますが、何だかまごまごしている様子です。どうやら漏電の危険性があり、むやみに近づいたりできないようで、消火器かけるのも容易ではなかったようです。後々になってからようやくチームのメカニックが絶縁服と絶縁グローブをつけてマシンのチェックを行い、漏電はしていないと分かりました。そこからのマシン撤去ということで、かなりの時間を使ってしまいました。安全が最優先なので仕方ありませんが、各チームは走行時間が大幅に減ってしまい、厳しい滑り出しですね。みんな条件は同じですが、中団チームは特に厳しいかもしれませんね。

ようやく残り約5分でセッション再開しました。この短さでもみんな出走するんですね。角田裕毅のマシンはピットガレージ内に留まったままです。この時点でもまだ何かトラブルなのか、序盤のスピンによって何か故障したのか、それとも故障していたからスピンしたのか、状況が分かっていませんが、とにかくマシンのカウルを外したり高馬に上げて作業したりと、とてもすぐに出走できるような状態には見えませんでした。今回も流れが悪いですね。誰よりも周回数を稼ぐことが大切な新人君ですから、またFP1から走れない状況はつらい!

現役ドライバーにとってF1では初めてのサーキットなのに、みんなあまり走れてないということで、まだまだ慣らし・テストの段階と言ってもいい状況なので、各車最速タイムの順位を見てもあまり参考にはならないですね。ただ、古いマシンとはいえデモ走行の経験があるフェルスタッペンは、最初からある程度乗れている感じでした。最後にはハミルトンがトップタイムでしたが、まだまだどうなるか分かりませんね。フェルスタッペンとハミルトンの戦いは今回も激しく火花を散らすことになるでしょうか。

FP2

角田裕毅のマシン修復は終わったようで、FP2開始前にもう出走準備は整った状態でした。FP1は他車にも増して走れてませんから、ここから挽回しないとですね。頑張れ角田!
トラブルで止まってしまったベッテルのマシンはまだ修復が終わっていない映像が映りましたが、今からフロアを付けようかという段階でしたので、このセッションの途中には出走できるかもしれません。エンジントラブルって言ってましたが、パワーユニット乗せ換えたのでしょうか?

FP1で20分しか走れなかったということで、FP2開始直後から各車積極的に周回を重ねています。今回話題になっている最終コーナーの角度のあるバンクですが、オンボードカメラを見ていると、最終コーナーだけでなく、他の箇所にもちょっとしたバンクやアップダウンが多くあり、走るには楽しそうなコースですね。

おっと今度はハミルトンがエンジントラブルのようです。コース上でマシンを止めてしまいました。またもやレッドフラッグです!ただ今回はパワーユニットの電源は完全に切って、すぐに手押しコース外にマシンを持っていきましたね。ハミルトンは一旦メディカルカーに乗りましたが、再びマシンのところに戻って来て、コックピットの中を覗いて何かを探しているような様子でした。何をしていたのでしょうか?ステアリングはちゃんと付けていたようですし、ニュートラルにも入っていたと思いますが。

これでまたフリー走行の時間が短くなりましたね。各チームエンジニアの能力の見せ所とでも言っておきましょう。残り47分からセッション再開です。ここでベッテルも出走できました!よかったです。エンジン交換をしたようですが、新品ではないようです。

角田裕毅はまだまだアタックという感じではなく、ミディアムタイヤで連続走行しています。FP1は走れなかったし、経験不足を補うために積極的に周回を重ねている感じですね。

残り30分時点、またまたレッドフラッグ!今度はマゼピンがコースオフしてグラベルにはまり、マシンが止まってしまいました。ハースの車ここでも乗りにくそうです。すぐ後ろを走っていたフェルスタッペンがアタック中だったのでタイムが見てみたかったのですが、計測できませんでした。

残り25分からセッション再開!このあたりからロングランに入ったマシンが多く、タイム更新があまりありません。途中からフェラーリが1-2のタイムを出し、それを上回るマシンは現れませんでした。
みなさんまだまだ本気アタックは出していらっしゃらないので、勢力図はよく分かりません。

1位ルクレール、2位サインツ、3位オコン、4位ボッタス、5位フェルスタッペンです。ペレスは?・・・12番手・・・今回は存在感が薄いですね。

FP3

ライコネンが新型コロナウィルスの検査で陽性となり療養中ということで、クビサが代わりに出走です。無症状ということですが、大事に至らないことを願うばかりです。ウィリアムズのカピートさんが昨晩ライコネンと一緒に食事をしたということで、現場にはいないようです。

残り40分、サインツがクラッシュ!またまたまたまたレッドフラッグ!ターン2からターン3に入るところでリアがスライドしてしまいました。・・・これは・・・マシン修理が間に合うか?ってとこですね。

予選前、最後のフリー走行は、サインツのクラッシュはあったものの、FP1・FP2からすると落ち着いたセッションでした。さあ次は予選。
このサーキットはコース幅が狭くコーナーが多いので、オーバーテイクが難しそうです。予選結果が非常に重要になりますので、みんな頑張って少しでも前を目指すでしょう!おもしろい予選になりそうです!

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