F1 2021 第6戦アゼルバイジャンGP FP1 & FP2

レースレポート
出典:Formula1-Data https://formula1-data.com/race/azerbaijan

一番狭いターン8のイン(左)側縁石が、今年からペイントだけになり通りやすくなったようです。何年か前の予選中にルクレールがバリアに突き刺さって「僕はバカだ!」って言ってましたが、そんなシーンは少なくなりそうですね。

バクー市街地コースコースレイアウト図
出典:Formula1-Data
https://formula1-data.com/race/azerbaijan

FP1結果

順位No.ドライバーチームタイムトップとの差前との差周回数
133マックス・フェルスタッペンレッドブル1:43.184  19
216シャルル・ルクレールフェラーリ1:43.2270.0430.04320
355カルロス・サインツフェラーリ1:43.5210.3370.29420
411セルジオ・ペレスレッドブル1:43.6300.4460.10917
53ダニエル・リカルドマクラーレン1:43.7320.5480.10225
610ピエール・ガスリーアルファタウリ1:43.7570.5730.02523
744ルイス・ハミルトンメルセデス1:43.8930.7090.13620
84ランド・ノリスマクラーレン1:43.9960.8120.10320
914フェルナンド・アロンソアルピーヌ1:44.7771.5930.78125
1077バルテリ・ボッタスメルセデス1:44.8911.7070.11420
117キミ・ライコネンアルファロメオ1:44.9431.7590.05218
1299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1:45.0921.9080.14920
1318ランス・ストロールアストンマーチン1:45.2342.0500.14223
1422角田裕毅アルファタウリ1:45.3842.2000.15025
155セバスチャン・ベッテルアストンマーチン1:45.4152.2310.03124
1631エステバン・オコンアルピーヌ1:45.4462.2620.03123
1763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1:45.4522.2680.00624
186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1:45.7742.5900.32222
1947ミック・シューマッハハース1:46.8993.7151.12520
209ニキータ・マゼピンハース1:46.9453.7610.04618

残り約30分あたり、角田裕毅がターン4でオーバーシュートしてランオフエリアへ。リバースギアに入れるのが難しいようで、なかなかコースに戻れていませんでした。その後リバースギアに入れることはできたものの、狭いランオフエリアから脱出するために何度も切り返し切り返ししてなんとかコースに戻っていけました。F1マシンが何度も切り返しするシーンは初めて見ましたよ。しかし、アルファタウリのマシンがストップしている映像を見るとドキッとしてしまいます。

ノリスがターン16でスピン!セクタ12を全体ベストで来ていたラップでした。いいタイムで来ていたので、思い切り行ってみたんでしょうかね。

残り20分あたりハミルトンターン15でタイヤをロックさせてランオフエリアへ。

フェラーリがこの時点での1ー2のタイムを出しました。速いのはモナコだけなんて言ってましたが謙遜してたのか?はたまた今回も速いのか?まだFP1なのでわかりませんが、調子悪くはなさそうです。

ガスリーもターン15でランオフエリアへ、リバースギアでゆっくりとコースに戻りました。まだFP1なのでみんな手探り状態です。

残り10分あたり、フェルスタッペンがトップタイムを出しました。モナコに続いて調子は良さそうです。サーキット的にメルセデスの方が有利かと思ってましたが、何か苦労している様子です。ハミルトンもボッタスも中団に沈んでいますね。ちょっと心配です。

FP2結果

順位No.ドライバーチームタイムトップとの差前との差周回数
111セルジオ・ペレスフェラーリ1:42.115  22
233マックス・フェルスタッペンレッドブル1:42.2160.1010.10123
355カルロス・サインツフェラーリ1:42.2430.1280.02724
416シャルル・ルクレールフェラーリ1:42.4360.3210.19322
510ピエール・ガスリーアルファタウリ1:42.5340.4190.09826
614フェルナンド・アロンソアルピーヌ1:42.6930.5780.15924
799アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1:42.9410.8260.24825
84ランド・ノリスマクラーレン1:43.0180.9030.07724
931エステバン・オコンアルピーヌ1:43.0200.9050.00223
1022角田裕毅アルファタウリ1:43.1301.0150.11025
1144ルイス・ハミルトンメルセデス1:43.1561.0410.02624
127キミ・ライコネンアルファロメオ1:43.2201.1050.06423
133ダニエル・リカルドマクラーレン1:43.2981.1830.07823
1418ランス・ストロールアストンマーチン1:43.8121.6970.51421
155セバスチャン・ベッテルアストンマーチン1:43.8811.7660.06922
1677バルテリ・ボッタスメルセデス1:44.1842.0690.30323
1763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1:44.5572.4420.37324
189ニキータ・マゼピンハース1:45.5633.4481.00623
1947ミック・シューマッハハース1:46.0953.9800.53212
206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1:46.9834.8680.8885

開始直後、ボッタスがターン1でランオフエリアへ、ノリスはターン15でランオフエリアへ。2人ともうまくターンしてすぐにコースに戻っていきました。ランオフエリアに逃げるにしても、早めのあきらめと、素早く戻るための動きをしないといけませんね。
ターン1はエリアが広いから大回りして戻れるけど、ターン15はエリアが狭いので、端から入ってうまくスピンターンする必要があります。

残り47分あたり、ラティフィがターン15のランオフエリアへ。ゆっくり入っていきリバースギアを使ってコースまで戻ったけど、すぐにエンジンが止まっちゃいました。赤旗中断!

残り30分あたり、今度はルクレールがターン15でテックプロバリアに正面から衝突!不幸中の幸いでフロントウィングが外れただけで、他へのダメージはほとんど無さそうでした。うまいぶつかり方でした。
今度はガスリーがターン15でランオフエリアへ、再びリバースギアでコースに戻っていきました。こんなにリバースギアを使うマシンを何台も見るのも珍しいことですね。

残り20分あたりから、みんなロングランモードに切り替えです。レッドブルがソフトタイヤのロングランでかなりいいペースで走っており、デグラデーションも少ないようです。レースペースだとメルセデス(ハミルトン)も速いようで、レッドブルに次ぐペースで走っていました。こちらもデグラデーションは少ないようです。

感想

FP2ではペレスがトップタイムを出しました!ここまでレースペースは良いものの、予選ではフェルスタッペンに匹敵することができず、マルコ爺からも予選を改善するよう言われていましたが、今回はいい予選になることを願っています!やっとマシンを掴めてきたとのペレスのコメントもありましたので、期待してます!

そして、最速ではないものの、今回もフェラーリが安定して速い印象です。本人たちはモナコだけって言ってましたが、確実にマシンが良くなってきているのでしょう。そして、大体いつもルクレールとサインツが近いタイムを出しているのも良い傾向ですよね。去年のレッドブルのように片方のドライバーは速い、もう片方は中団に埋もれるような形ではチームで戦えないですからね。

それにしても、多くのマシンがターン15のランオフエリアへ突入してましたね。過去こんなに多かったでしたっけ?高速からの直角に近いターンで道幅も狭いことを考えれば仕方ないのかもしれませんが、本当に多かった印象です。

次はFP3と予選。メルセデスがどこまで巻き返してくるかによって、様子がかなり変わって来そうです。このままでは終わらない予感がします。

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