F1 2021 最終戦アブダビGP 予選

レースレポート

いよいよ最終決戦前の予選。見どころは何と言っても、熾烈なチャンピオン争いを繰り広げるフェルスタッペンとハミルトンのどちらが前に出るか!?ポイントフィニッシュなら前でゴールした方がチャンピオンですから、重要な予選になります。
それと、3回のフリー走行で全てチームメイトのガスリーを上回るタイムを出した角田裕毅が、予選でもやれるのか!?こちらも注目です!

Q1

1回目のアタック、先にタイムを出したのはフェルスタッペンでしたが、後からコースインしたメルセデス勢が上回るタイムを出しました。トップはハミルトン、2番手ボッタス、3番手フェルスタッペンの順で、ハミルトンとフェルスタッペンの差は0.414秒です!これは大きな差です。

フェルスタッペンは同じタイヤで2回目のアタックを行い、ハミルトンと0.056秒差の2番手に付けました。2回目アタックでタイムを上げてくるということは、タイヤの暖まりが遅いのか?

残り約6分、最終コーナーでシューマッハが緑色のボラードを弾き飛ばしてしまい、レッドフラッグ!セッション中断です。

中断明け後、メルセデス勢はユーズドのソフトタイヤでタイムアタック。ハミルトンは自身の最速タイムを0.4秒も更新しました!これは速い!
使い方は違いますが、メルセデスもレッドブルも、いつも以上にしっかりと暖めたタイヤで速さを引き出せているようです。

トップはハミルトン、2番手ボッタス、3番手フェルスタッペン、4番手ペレス、5番手角田!

Q2

1回目のアタック、上位勢は軒並みミディアムタイヤです。メルセデス、レッドブル、アルファタウリ、マクラーレンがミディアム。
トップはハミルトン、0.004秒差で2番手フェルスタッペン、3番手ボッタス、4番手角田、5番手ノリス、6番手ペレス、この時点ガスリーは10番手です。まだタイムを出していないフェラーリ、アルピーヌとマクラーレンのリカルドがどのようなタイムを出すのかによって、2回目のアタックをするかしないか、タイヤは何をチョイスするかが決まってきます。
後からコースインしたサインツ、ルクレール、アロンソ、オコンがトップ10に飛び込んできました。その関係でガスリーは15番手まで下がってしまいました。2回目のアタックに行かざるを得ませんが、タイヤはミディアムか、ソフトか!?・・・ミディアムですねー

2回目のアタックに向けて全車コースインしましたが、渋滞が発生して途中レースしてるみたいでしたね。

何と!レッドブル勢がソフトタイヤでタイム更新!スタートタイヤにソフトを選択しましたねー!

トップがフェルスタッペン、2番手ペレス、3番手ハミルトン、4番手サインツ、5番手ルクレール、6番手ボッタス、7番手ノリス、8番手角田、9番手オコン、10番手リカルドでした。
ガスリーは2回目もミディアムでアタックに行きましたが、Q2突破できず12番手・・・これで、角田裕毅は最終戦にして初のアウトクオリファイです!いやー素晴らしいじゃないですか。

Q3

いよいよ決戦のQ3!レッドブル勢が先陣を切ってコースイン。

1回目のアタック。トップはフェルスタッペン、2番手ハミルトン、3番手角田、4番手ボッタス、5番手サインツ、6番手ルクレール、7番手ノリス、8番手オコン、9番手リカルドでした。ペレスは1回目アタックを途中で止めて、同じタイヤでアタックし直しました。そして3番手タイム!角田はトラックリミット違反でタイム抹消です!最終コーナーで白線の外に出てしまいましたねー。でも走りは良いですから、2回目のアタックに期待しましょう。

2回目のアタック。ハミルトン、ボッタスともに順位を上げられず!後からコースインしたフェルスタッペンはその時点でポール確定ということで、アタックを止めました。

ポールポジションはフェルスタッペン!2番手ハミルトン、3番手ノリス、4番手ペレス、5番手サインツ、6番手ボッタス、7番手ルクレール、8番手角田、9番手オコン、10番手リカルドでした。

Q3でレッドブルはペレスのスリップストリームをフェルスタッペンに与える戦略で、驚速のタイムを出しましたねー。何としても予選で前に出て、序盤ソフトタイヤで逃げて、終盤はハードタイヤで何とか粘るという戦略でしょうか!?

フリー走行でソフトタイヤのロングランが速かったレッドブルですが、決勝でタイヤをどこまで持たせられるかが勝負の鍵になりますねー。ソフトスタート戦略が吉と出るか、凶と出るか、これはますます決勝が楽しみになってきました!

ノリスの3番手も素晴らしいですね。ここ数レースは目立たなくなっていましたが、最終戦でまた素敵な笑顔を見せてくれました。決勝もいいレースをして、完成系のノリノリノリスを見せて欲しいですね。

そして何と言っても角田裕毅!8番手で初めて予選でガスリーを上回りました。そして、ミディアムスタートはメルセデスの2台と角田だけですよ。予選上位から戦略の幅を持って決勝に挑める優位な立場でスタートと言えますよ!スタートさえ安全に決めれば、後は良いレースができるでしょう!いやー楽しみ!

これは本当にすごい最終戦決勝になりそうです!

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