第4戦スペインGP、前回ポルトガルGPから2週連続開催です。
バルセロナのカタルーニャサーキットは、長いストレート、高速コーナー、低速コーナーとあらゆる側面を持った、マシン・ドライバー・チームの総合力が試されるコースです。
どんな戦いが繰り広げられるのか、楽しみです。
カタルーニャサーキットではターン10の改修があり、急角度のヘアピンだったのが少しだけ緩やかで大きく回り込むコーナーに変わりました。コース長は20メートル程延びましたが、スピードは速くなりますね。
あらゆる解説を見てみた感じでいうと、例年開幕前テストが実施される(今年はパンデミックの影響でバーレーンでのテストでしたが)サーキットで、各チームとも走行データはたくさん持っており、ドライバーも走行経験が豊富なので、やはりマシン性能+ドライバーの力量通りの順位になる可能性が高いと思います。
開幕時点ではマシン性能はレッドブルがトップだったと思いますが、さすがのメルセデスは目に見えてマシンを改善してきており、そろそろまたトップに返り咲きそうな予感がします。
どうなるか様子を見てみましょう。
FP1結果
順位 | CARNo. | ドライバー | チーム | タイム | トップとの差 | 前との差 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:18.504 | 25 | ||
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.537 | 0.033 | 0.033 | 19 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:18.627 | 0.123 | 0.090 | 22 |
4 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:18.944 | 0.440 | 0.317 | 24 |
5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:18.996 | 0.492 | 0.052 | 25 |
6 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:19.020 | 0.516 | 0.024 | 22 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1:19.062 | 0.558 | 0.042 | 26 |
8 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーチン | 1:19.234 | 0.730 | 0.172 | 24 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1:19.349 | 0.845 | 0.115 | 17 |
10 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーチン | 1:19.429 | 0.925 | 0.080 | 25 |
11 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:19.669 | 1.165 | 0.240 | 22 |
12 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1:19.681 | 1.177 | 0.012 | 25 |
13 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:19.694 | 1.190 | 0.013 | 23 |
14 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1:19.732 | 1.228 | 0.038 | 24 |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1:19.950 | 1.446 | 0.218 | 25 |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1:20.270 | 1.766 | 0.320 | 25 |
17 | 45 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1:20.700 | 2.196 | 0.430 | 23 |
18 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1:20.766 | 2.262 | 0.066 | 23 |
19 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1:21.887 | 3.383 | 1.121 | 13 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1:21.976 | 3.472 | 0.089 | 22 |
開始早々マゼピンがターン9でコースオフ。アクセル踏んだ瞬間にリアがスリップしてました。やはりハースのマシンはどうしようもないんですね。今年はマシンのアップデートしないらしいけど、この後大丈夫なんでしょうか。少し危険すら感じ始めた今日この頃です。
クビサがターン10でスピン、コースアウトしてグラベルに埋まってしまいました。FP1残り約15分でレッドフラッグでセッション中断です。フリー走行ではレッドフラッグでも残り時間のカウントダウンは止まらないので、時間を浪費してしまいます。しかし残り約10分でセッション再開。コースマーシャルの素早い対応でした!
ここまであまり速いタイムを出していなかったレッドブルが新品ソフトタイヤでアタック開始です。フェルスタッペンは最初のアタックでトラフィックにはまり、一旦アタックを止めて次の周で再びアタックし、トップのボッタスから+0.033秒の2番手タイムを計測!悪くないです。
フェラーリは安定の中段上位です。まだまだFP1とはいえ今回もサインツは良い仕事をしてますね。ルクレールと遜色ないタイムを出しています。
アルファタウリはポルトガルGPではコンディションに対応しきれず良いところがあまりなかったけど、通常のサーキットに来て戻ってきたって感じです。ガスリー7番手、角田裕毅11番手とそこそこのタイム出しましたね。
FP2結果
順位 | CARNo. | ドライバー | チーム | タイム | トップとの差 | 前との差 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:18.170 | 32 | ||
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:18.309 | 0.139 | 0.139 | 31 |
3 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:18.335 | 0.165 | 0.026 | 28 |
4 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1:18.466 | 0.296 | 0.131 | 29 |
5 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1:18.518 | 0.348 | 0.052 | 30 |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1:18.593 | 0.423 | 0.075 | 32 |
7 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:18.619 | 0.449 | 0.026 | 30 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:18.674 | 0.504 | 0.055 | 30 |
9 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.785 | 0.615 | 0.111 | 26 |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1:18.918 | 0.748 | 0.133 | 23 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーチン | 1:18.947 | 0.777 | 0.029 | 30 |
12 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:19.092 | 0.922 | 0.145 | 28 |
13 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:19.122 | 0.952 | 0.030 | 29 |
14 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーチン | 1:19.134 | 0.964 | 0.012 | 29 |
15 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1:19.195 | 1.025 | 0.061 | 28 |
16 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1:19.213 | 1.043 | 0.018 | 30 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1:19.957 | 1.787 | 0.744 | 29 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1:20.046 | 1.876 | 0.089 | 26 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1:20.326 | 2.156 | 0.280 | 30 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1:20.753 | 2.583 | 0.427 | 27 |
FP2は各車ミディアムタイヤでスタートです。
前回もそうでしたが、メルセデスのマシンはミディアムに合っているのでしょうか。ボッタスがトップ、ハミルトンが2番手タイムを出してきました。レッドブル・フェルスタッペンは約0.3秒遅れていますね。
残り約40分。各車ソフトタイヤを投入し早くも予選シミュレーションです。今度はハミルトンがトップ、ボッタスが2番手のメルセデス1-2!
15分間で上位勢は大体タイムを出して一旦落ち着きました。その時点ではレッドブルはそれぞれアタックがうまくいかなかったようで、フェルスタッペン9番手、ペレス10番手に止まっています。今のところ上位2チームではメルセデスが優位かもしれないし、レッドブルはマシンの実力を出し切れていないので、出し切った時にはレッドブルの方が速いのか、ちょっとまだ分からないですね。
特筆すべきはアルピーヌです!前回はアルガルベの特殊なコンディションに合っていただけなのだと思っていましたが、ここで上がって来たということはマシンの改善は本物なのでしょう。オコン4番手、アロンソ5番手のタイムを出しました!(トップハミルトンとは約0.3秒差)
アルファタウリも上げて来ましたね。ガスリー6番手、角田裕毅7番手!まあ、レッドブル2台が下に居ることを考えると実質8番手と9番手ですが、それでもアルファタウリにとっては良い位置です。フェラーリ・アルピーヌ・マクラーレンとの争いになりますかね。
この後は各車ミディアムタイヤ・ソフトタイヤに分かれて、ロングランのテストが行われました。
やはり今回もミディアムタイヤでのメルセデスは速そうです。レースペースでレッドブルは食い下がれるか見どころです。
次はFP3と予選です!ますます混戦模様なので、面白い予選になりそうですね!
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