F1 2021 第21戦サウジアラビアGP 予選

レースレポート

メルセデスの1-2で締めくくった初日から一夜明け、2日目予選です。
フェルスタッペンとハミルトンの激しいチャンピオン争いが、ここでまた降り出しに戻るのか、それともフェルスタッペンが突き放すのか!?オーバーテイクが難しそうな高速コースなので、予選が重要になります。
メルセデス優位という声が多いサウジアラビアGPで、レッドブルがどこまでやれるのか、楽しみな予選です。

Q1

残り8分各車のアタックが一旦終わった時点、トップは何とサインツ!1:28.3。2番手ハミルトン、3番手ボッタス、4番手ルクレール、5番手ノリス、6番手リカルド、7番手フェルスタッペン、8番手角田、9番手ガスリー、10番手オコンです。

多くのマシンがピットに居る中、レッドブル勢は3アタック目を敢行、フェルスタッペンがトップタイムを出しました!しかし、アタック中にセクター1でミスがあったようです。直後にボッタスがトップタイムを更新!1.28.057でフェルスタッペンと0.228秒差です。

各車同一セットのタイヤで複数回アタックを行う展開で、順位が目まぐるしく変動。そんな中アルファタウリ勢が僅差ながら、角田がガスリーを上回る展開!まともに走って角田の方が上の順位というのは今までほぼ無かった展開ですね。角田には得意なタイプのコースなようです。

Q1終了間際、ボッタスがエンジンのミスファイアで最終コーナー手前を超スロー走行し、大渋滞が発生!トップタイムのペースでアタックしていたフェルスタッペンは、それに邪魔されてタイムが出せず。ボッタスはピットレーンでマシンを止めてしまいました!これは厳しいですね。

Q1終了。トップはペレス、2番手ボッタス、3番手リカルド、4番手サインツ、5番手フェルスタッペン、6番手ルクレール、7番手ノリス、8番手ガスリー、9番手ハミルトン、10番手角田裕毅でした。

ここで脱落は、ラティフィ、ベッテル、ストロール、シューマッハ、マゼピンです。空気抵抗が大きいアストンマーティン勢は、この高速コースでは下位に沈んでしまいました。
アルファタウリ勢は結局いつもの感じに戻りましたね。まあ今の実力を考えれば、こんなもんですね。
ハミルトンが9番手は驚きですが、まだQ1なので、これからどんどんアジャストして順位を上げてくるでしょう。

Q2

ソフトタイヤは決勝では使えないことがフリー走行で分かっていますので、Q2はミディアムタイヤで突破したいところです。ラッセル以外は全員ミディアムタイヤでコースインです。
1回目のアタック、フェルスタッペンが1:27秒台に入れてきました。1:27.953
メルセデス勢はアウトラップ・ビルドラップを入れての3周目でアタック。ボッタスが2番手、ハミルトンは4番手タイムです。その後ペレスが2番手に食い込みました。

サインツがスピン!ウォールにリアウィングの左上をかすめましたが、ギリギリクラッシュには至らずコースに戻りました。いやー危なかった!生還してくれてよかったー。

残り4分、ペレスがフェルスタッペンを上回りトップタイム!1:27.946
角田がガスリーを上回り5番手!
残り10秒、ハミルトンがトップタイム!1:27.712
2番手ペレス、3番手フェルスタッペン、4番手ボッタス、5番手角田裕毅、6番手ガスリー、7番手ノリス、8番手ルクレール、9番手オコン、10番手ジョビナッツィです。

ここで脱落は、リカルド、ライコネン、アロンソ、ラッセル、サインツです。
サインツはスピンが響き、最後のアタックでもミスがあり、諦めてしまいました。調子は悪くなかっただけに残念ですねー

角田裕毅はいいですね!ここまでガスリーと争えているのは、初めてじゃないですか?今まではガスリーはミディアムタイヤで悠々Q3進出、角田はソフトタイヤでギリギリQ3進出するも、決勝でソフトスタートの不利を背負う、というパターンが多かったですよね。今回は同じミディアムでちゃんと2人ともアタックできたうえでの状況です!

Q3

いよいよQ3。わくわくする展開ですね。みんな全力を出し切った結果が見たいぞ!
ルクレールを先頭に、ボッタス、ハミルトン、ガスリー、角田が先陣を切ってコースイン。レッドブル勢はピットで待っています。とりあえず1回タイムを出しなさいよって気がします。こんなクラッシュでイエローが出そうなサーキットで余裕こいてる場合か!?
ハミルトンがトップタイムを出しましたが、その後方でアタックしているフェルスタッペンがセクタータイムでコンマ2秒以上速いペースです。トップタイム更新!1:27.653!これは速い!この時点でハミルトンは0.382秒差です!

ハミルトンはトップタイム更新!1:27.511!
フェルスタッペンは残り43秒からラストアタック!セクター1コンマ1秒以上速い全体ベスト!セクター2コンマ2以上速い全体ベスト!しかし最終コーナーで右側のウォールにヒット!!コントロールラインを通過できませんでしたー。普通に通過していれば間違いなくポールポジションだったのにねー。残念!

ポールはハミルトン、2位ボッタス、3位フェルスタッペン、4位ルクレール、5位ペレス、6位ガスリー、7位ノリス、8位角田裕毅、9位オコン、10位ジョビナッツィでした。

浮き沈みはありましたが、結果的にメルセデスにとって最高の予選結果になりましたね。逆にレッドブルはフェルスタッペンがギリギリのラップを走ってもポールは取れず、ペレスは5位に沈み、本当に残念な予選結果でした。

決勝はスタートが重要になりそうです。高速コーナーばかりでオーバーテイクポイントが少なそうなので、スタートで前に出て後ろを抑えるという展開が必要でしょう。

決戦の舞台が整いました。決勝、楽しみましょう!きっといいレースになります!

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