F1 2021 第12戦ベルギーGP 決勝 実質レースなしで決着!

レースレポート
出典:Formula1-Data

写真記事リンク:https://formula1-data.com/race/belgium

雨の予選で驚異的な走りを見せてフロントロウ2番手をゲットしたラッセル、得意なウェットコンディションで躍動した4番手リカルド、5番手ベッテル、6番手ガスリーですが、決勝ではどんな走りを見せてくれるでしょうか。決勝もウェットコンディションでのスタートで雨がふり、霧も出ているように見えます。視界が悪そうですが、大丈夫でしょうか?

予選ではベッテルが無線で「レッドフラッグ出した方がいい」と訴えた直後にノリスがクラッシュしてしまい、「だからレッドフラッグ出せって言っただろ」ってな感じで激怒してましたが、決勝のこのコンディションはどう見ているのか、何か危険な匂いがしますねー。

クラッシュしてしまったノリスですが、それがなければポールポジションだったよね、っていう走りでした。決勝は予選10番手からマシンのギアボックス交換により5グリッドペナルティを受け、15番手からのスタートになります。セッティングを雨に寄せていてとても速かったノリスですから、この位置からのレースでどこまで上がっていくか、このレースの見どころの一つです。

ペレスがレコノサンスラップでクラッシュ!ターン5でスリップし、ターン6のイン側の縁石に少し乗ってしまいコースオフ、タイヤバリアに突っ込んでしまいました。車から降りるようチームから指示があり、このままリタイアになるようです。以前フェルスタッペンがレコノサンスでクラッシュした時にはメカニックの驚異的な作業でレーススタートまでに修復を終え、マックスをコースに送り出しましたが、今回はどうしようもないようですね。

しかし、フロントロウにマックスとウィリアムズのジョージって違和感しかないですが、できるだけ粘ってもらって、ラッセルが良い結果出すところを見てみたいですね。

・・・雨が強すぎるようで、スタートディレイです。現地時間15:10に延期となっていますが、10分遅らせたところで路面は回復するのでしょうか。もう少し早く判断して人の稼働を最小限にしてあげればいいのに・・・スタートのため各マシンからスタッフが離れた後でのディレイの通達でしたね。テレビ画面から見ても分かるくらいひどいコンディションだったのにね。一旦畳んだマシン用のテントをもう一度出しなおしたり、スタッフは大忙しです。

今度は15:15スタートの通達です!いっそのこと一旦撤収くらいのことしてもいいような気がしますよね。

またまた通達です。15:20スタートだそうです。もっと思い切ったディレイすればいいのにね。この5分刻み・・・

延期延期の末、15:25にようやくフォーメーションラップスタートです。セーフティーカー先導でのフォーメーションラップですね。しかし、視界が全然ありません。大丈夫じゃなさそうです・・・フォーメーションラップのまま2周目に突入です。・・・そのままレッドフラッグ・・・これは仕方ないですね。全然視界がない状態ですからね。セーフティカーの後ろのフェルスタッペンでさえ前が見えないって言ってましたから、そりゃ無理でしょう。

約3時間後・・・現地時間18:17にレース再開との通知がレースコントロールから出されました。ドライバーたちが慌ただしく身支度を始めています。メカニックをはじめとするチームスタッフたちもバタバタと動き始めました。

セーフティカー先導でピットレーンから全車出ていきました。中断の間にマシンを修復できたペレスも出走が認められ、ピットガレージから出ていき隊列の最後尾につきました。空は暗く強めの雨が降り続いている中走行しましたが、視界がほとんどありません。2番手ラッセルのオンボードカメラの映像を見ましたが、セーフティカーも先頭フェルスタッペンのマシンも見えず、真っ白の中を走っているようでした。こんな中でレースするのは難しそうです。

結局3周目途中に再びレッドフラッグが出され、そのままレース終了!2周以上周回しているため、規定によりレースは成立。3周目途中でレッドフラッグなので、その前の2周目は除外、1周目のコントロールライン通過順位がレースのリザルトとなりました。セーフティーカー先導での周回だったので、もちろん順位は変わっておらず、1位フェルスタッペン、2位ラッセル、3位ハミルトンがポディウムフィニッシュです。
レースディスタンスの75%を消化してないため、ハーフポイントとなります。

これにより、ドライバーズチャンピオン争いは、ハミルトン202.5ポイント、フェルスタッペン199.5ポイントで3ポイント差まで縮まりました。レースが行われ、フルポイントが与えられていたらどうなっていたかは分かりませんが、雨の中ではセッティングの寄せ方でフェルスタッペンが有利だったと思います。ハミルトンはダウンフォースを削ってストレート重視のセッティングにしていたようなので、雨の中では厳しかったですよね。

ジョージ・ラッセルは初表彰台!実質レースはしていませんが、スペシャルな予選の走りが報われた結果であり、誇っていいリザルトです!速い速いとは思ってましたが、今回で確信しましたね。ジョージは本物だ!
来年ラッセルがメルセデスに乗り、フェルスタッペン、ルクレール、ノリス等の若く優秀なライバル達とチャンピオン争いしてくれたら楽しいだろうなー、と妄想してしまいます。おめでとう!

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