F1 2022 第3戦オーストラリアGP 決勝

レースレポート

レッドフラッグ連発する中、予選でポールポジションを獲得したフェラーリ・ルクレール。0.3秒以上の差を付けられたとはいえ、2,3番手を確保したレッドブル・フェルスタッペンとペレス。レッドフラッグのタイミングとエンジンスターターのトラブルでQ3をまともに戦えなかったサインツは予選9番手に沈んでしまいました。
トップはフェラーリ1vsレッドブル2の戦いになりそうですが、マシンの優位性はフェラーリにありそうです。オープニングラップをどちらのチームが取るかで、お互いの戦略は大きく変わってきそうですね。

スターティンググリッド

スタート順は、前述のとおりポールはルクレール、2番手フェルスタッペン、3番手ペレス、4番手ノリス、5番手ハミルトン、6番手ラッセル、7番手リカルド、8番手オコン、9番手サインツ、10番手アロンソ、11番手ガスリー、12番手ボッタス、13番手角田裕毅、14番手周、15番手シューマッハ、16番手マグヌッセン、17番手ベッテル、18番手ラティフィ、19番手ストロール、20番手アルボンです。
アルボンは予選中の燃料規定違反により予選失格で最後尾スタートです。走行後、燃料タンクに1kg以上燃料が残っている必要がありますが、0.35kg程度しか残っていなかったようです。・・・そりゃあ少なすぎですね。

トップ8台はミディアムスタート、9番手サインツと10番手アロンソはリバースストラテジーでハードスタートです。セーフティーカーのタイミングにより運不運が分かれる戦略ですね。

スタート

フロントロウルクレールとフェルスタッペンは綺麗なスタートで順位をキープ。ハミルトンはスタート後の伸びが良くペレスをかわして3番手にアップ!
5ばんて ラッセル、6番手ノリス、7番手リカルド、8番手オコン、9番手ガスリー、10番手アロンソでオープニングラップを終えました。

2周目サインツがオーバースピードでコース外の芝生に進んでしまったあと、スピンしてグラベルに埋まる!脱出不可能ですねー残念!リタイアです。ハードスタートで厳しかったか、14番手あたりまで順位を落とした後ひどいことになってしまいました。たらればですが、ハードタイヤでのスタートは厳しかったですね。セーフティーカーです。

このレースから、セーフティカー後のリスタート時のルールが厳しく適用されるとのことで、あまり波乱のないリスタートになりそうですが、どうでしょうか?(簡単に言うと、リスタート前に前のマシンに横ならびになってはいけないようです。フェルスタッペンがよくやるやつですね。)

リスタート!やはり全車縦列できれいなスタートになりました!ハミルトンに前を抑えられたペレスは、なかなか前に出ることができません。ペースはペレスの方が速いでしょうから、あまり付き合わされずに前に出たいですね。
10周目、ペレスがDRSオープンでターン3ハミルトンをオーバーテイク!3番手に上がりました!トップ争いから少し離されましたので、少しずつでも前との差を詰めて!

12周目、フェルスタッペンが左フロントタイヤのグレイニングを訴えました!それを相まって、徐々に徐々にトップ・ルクレールとの差が広がっていきます。

16周目、ミディアムタイヤで11番手にポジションアップしていた角田ですが、タイヤが厳しくなってきたか、ボッタスにオーバーテイクされ12番手にダウン!

19周目、フェルスタッペンがピットイン!ハードタイヤに交換です。暫定7番手でコースに復帰!

20周目、ペレスがピットイン!ハードタイヤに交換しました!暫定9位でコースに戻りました。同時にノリスもピットインです!

21周目、リカルドがピットイン!ガスリー、周もピットイン!

22周目、ルクレールがピットイン!ハードに交換し余裕のトップでコース復帰!ハミルトンも同時にピットイン!ペレスの前でコースに復帰!オーバーカット成功です!

23周目、ペレスがハミルトンをオーバーテイク!直後、ベッテルがコース上にマシンを止めてセーフティカーです!このタイミングでラッセルがピットイン!一番得したのはこの男か!?3番手に浮上です!

27週目、リスタートです!2番手フェルスタッペンが先頭ルクレールに並びかけるも、ルクレールが首位をキープ!持ちこたえました。

39周目、フェルスタッペンがマシンストップ!リタイアですね。リアから少し炎がでています。
またしても信頼性の問題が出てしまいましたねー。今後素早く解決できるのか!?チームの働きに期待するしかないですね。

その後ルクレールは余裕のトップ快走で優勝!全く付け入る隙がありませんでした。「ポールポジション」「優勝」「ファステストラップ」「全ラップリード」のグランドスラム達成です!
4要素の中でも、全ラップリードが一番難しいですが、セーフティーカーが複数回入る中でも見事にやり遂げましたね。すごい!

それと、今回のレースで特筆すべきは、アルボンの10位ポイント獲得でしょう!
最後尾スタートでハードタイヤを履き、全58周中57周をスタートタイヤのまま走り切り、ラスト1周(その時点7位)でピットイン、ソフトタイヤに履き替え交換義務を消化し、10位でゴールしました。
セーフティーカーが出ようが、お構いなしに自分たちの戦略を貫き、見事にポイントゲットです。チームの勝利とも言えますが、ドライバーオブザデイをあげてもいいようなレースでしたね。

オーストラリアGP終了後のランキングです!

ルクレールがトップをがっちりキープ。サインツのリタイアは痛かったですねー、ルクレールとの差が一気に38ポイント差に広がりランキング3位に。地味ながらもコツコツと結果を出し続けたラッセルがランキング2位に踊り出ました。
シーズン序盤なので、現時点の順位を気にしてもしょうがないですが、早くもルクレールの独走態勢が整ってしまいました。
このまま独走では面白くないので、レッドブルとメルセデスは信頼性確保とマシン開発に力を入れて、また僅差の戦いに持ち込んでもらいたいものです。

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