やって来ましたロシアＧＰの開幕です！前戦イタリアＧＰでは衝撃的なクラッシュを喫してしまったフェルスタッペンとハミルトンですが、今回も大人しくならずにバチバチのバトルを見せてもらいたいですね。そのクラッシュにより、ロシアＧＰの決勝で３グリッド降格ペナルティーが決まっているフェルスタッペンが、どういう戦略でこの週末に挑むのかが気になるところです。オーバーテイクがし易いソチオートドロームサーキットなので、 ３グリッド降格 のついでにＰＵ交換によるグリッド降格を戦略的に受けるのか、あくまでレースに勝ちに行くのか、そしてそれを受けてハミルトンがどう動くのか、フェルスタッペンの動きに合わせてくるのか、それとも逆張りで行くのか、楽しみですね！
それと、今回はマゼピンのホームグランプリです。開発進めないハースのマシンで奮闘してますが、先日軽量シャシーを手に入れて、ようやくミックと平等に戦えるみたいな記事がでてましたので、２人の戦いにもちょっと注目してみましょうか・・・２人のね。
長いストレートと直角コーナーの繰り返しがメインのサーキットで、パワーユニットの優位性を振りかざしてメルセデスが勝ち続けてきたグランプリですからね。ホンダも頑張って追いついて来たものの、パワーユニットの優位性だけでなくマシンの特性としても、コーナーでタイムを稼ぐレッドブルと、ストレートの立ち上がりにパワーとトラクションがありコーナーもそこそこ速いメルセデスですからね。今年もメルセデスが強そうです。
そして、ここはボッタスが得意とするサーキット。来年の移籍先も決まったことですし、ひとつ大暴れを期待したいところです。
ＦＰ１
各車タイヤ選択が分かれる中、ハードタイヤを履いたボッタスがトップタイプを連発しました。ＦＰ１ですからね、まだまだみんな本気の走りではないですが、それでもいきなりボッタスが得意っぷりを発揮しています。
残り４０分。フェルスタッペンがソフトタイヤでの連続周回中のアタックでトップタイムを更新！但し、ハードタイヤのボッタスを0.357秒差です。こんな序盤からソフトタイヤを投入して連続周回するってことは、やはりこのレースは予選は出走だけして戦わず、パワーユニット交換して戦略的にグリッド降格ペナルティーを受ける心づもりが見て取れます。決勝寄りのセットアップを模索しているのでしょう。
残り３３分。ソフトタイヤに履き替えたボッタスがトップタイムを更新！その前にフェルスタッペンが出していたソフトタイヤでのタイムより1.189秒も速いラップでした。これを見てもやはりフェルスタッペンの連続周回は、決勝ロングランを見据えているような印象ですね。
残り１４分。フェルスタッペンが新品ソフトタイヤでアタックし３番手タイム！トップタイムから0.227秒差です。今回は一発タイム出しに来た感じでしたが、セクター３は最後力を抜いたようにも見えました。そうなると、決勝寄りってことでもないのかなー？ちょっと分からなくなってきました。
残り１０分。久々に角田裕毅が映りました。最近彼がやっている、最初は丁寧に走り徐々にビルドアップしていくというアプローチ。今週末も引き続き実施中ですね。ガスリーとのはタイム差2.000秒を画面上強調されてしまいましたが、この段階でガスリーに張り合おうとは思っておらず、自分のペースで習熟中といったところでしょうか。フリー走行にも関わらず、ガスリーのタイム・スピードを意識しすぎてクラッシュというパターンを何度かやっちゃってからの今のアプローチですから、ブレずに頑張ってほしいですね！
対するガスリーはこの時点で安定の６番手タイムです！最近はほんと６番手が定位置になりつつありますね。「6 GAS」の表記をしょっちゅう目にします。
チェッカー。最後はみんなロングランに移行したか、タイムシートの更新はあまりない落ち着いた様子でした。
結局、トップタイムはボッタス、２番手ハミルトン、３番手フェルスタッペン、４番手ルクレール、５番手ベッテル、６番手ガスリー、７番手サインツ、８番手ノリス、９番手ペレス、１０番手アロンソでした。
そして注目の（？）母国グランプリを走るマゼピンですが、ミックより約コンマ４秒速いタイムでＦＰ１を終えました。軽量シャシーの恩恵にあずかれたでしょうか？
ＦＰ２
明日の土曜日は雷雨の予報があるらしいので、ＦＰ２は決勝前最後のドライコンディションとなるかもしれません。そうすると決勝に向けては大事なセッションになりますね。もし予選で雨が降ったら、今日煮詰めたドライ用のセッティングで行くのか、予選で前に行くためにウェット用のセッティングで挑むのか（予選に入るとパルクフェルメルールで決勝までセッティングが変えられないから）。まあ、決勝がドライの予定ならドライセッティングで行くか。このオーバーテイクのし易いサーキットでは、予選で前に出ることのメリットはあまり無いでしょうからね。
このセッションはミディアムタイヤで走行するマシンが多いですね。トップチームは予選Ｑ２および決勝のシミュレーションといったところでしょう。
そんな中ルクレールがソフトタイヤでトップタイムをマークしました。パワーユニット交換で既にグリッド降格が決定しているため、一発の速さは必要ありませんので、ロングランの前にちょっとお試しで速く走ってみたということでしょうか。
残り４０分。ガスリーがソフトタイヤで４番手タイム。相変わらずいい感じですね。アルファタウリのマシンがソチに合っているかというと、そんなことはないと思いますので、ガスリーの頑張りでしょうね。
残り３６分。ハミルトンが２番手タイムでボッタスとの差は0.044秒。常にボッタスが前を行く形でセッションが進んでいます。さすがソチが得意な（DAZN解説者の柴田邦夫さんに隠れソチマイスターって言われてました）ボッタスですね。
残り２７分。ガスリーが３番手タイムでトップボッタスとの差は0.252秒。悪くないですね。思ったのは、最近ガスリー（アルファタウリ）は常にペレス（レッドブル）の前を行っていますよね。これは相当すごい事におもいます
残り２４分。ジョビさんクラッシュ！レッドフラッグでセッション中断です。ターン９でリアを滑らせてウォールに当たってしまいました。残念！ここ数レース良い走りをしてましたからね。もったいないですよね。
残り１５分からセッション再開！続けられて良かったです！ここからはみんなロングランに徹してタイム更新はほぼありませんでした。
トップはＦＰ１に続きボッタス！２番手ハミルトン、３番手ガスリー、４番手ノリス、５番手オコン、６番手フェルスタッペン、７番手サインツ、８番手アロンソ、９番手ベッテル、１０番手ルクレールでした。
さすが隠れソチマイスターのボッタスがＦＰ１，２ともにトップタイムをマーク！そして、ソチはメルセデスの牙城・・・ＦＰ１，２ともにボッタス、ハミルトンの１－２でした！もうこれはそういうことですよね
気になるのは、素晴らしい走りを続けている３番手ガスリーと、慎重なアプローチを取っているとはいえ、やっぱり気になってしまう１８番手角田裕毅との差ですよ。２秒以上の差がついちゃってますからね、心配しますよね。これが0.3秒程度であれば仕方ないよねってなりますが、２秒ってね。まあ、クラッシュして走れないよりはマシということで納得しておきましょうか。
それと、このセッションの途中に情報が入りました。やはりフェルスタッペンはパワーユニット交換で戦略的にグリッド降格ペナルティーを受けるようです。どうもＦＰ１とＦＰ２の間に交換したらしく、珍しいタイミングでの作業でした。てっきりＦＰ２終了後、翌日までに交換作業するのかと思いました。
明日の予選は雨になりそうという予報もある中、フェルスタッペンとハミルトンのポールポジション争いは見られないことになりましたが、ボッタスがこのまま突っ走るのか、ハミルトンが一気にまくってくるのか。どんな予選になるか、今から楽しみですね。
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