遂にやってきました２０２１年Ｆ１最終戦アブダビＧＰ決勝！ワールドチャンピオン決定戦です！そして、ホンダにとっては最後のレースです！
前日の予選では、フリー走行の流れからは信じられない、大逆転をやってのけたフェルスタッペンがポールポジションからスタート。ドライバーズポイント同点でチャンピオンを争うハミルトンは２番手からのスタートです。
泣いても笑っても最終戦。両者９位以内なら、先にゴールした方がチャンピオンです。
長年Ｆ１を見てきましたが、こんなに舞台の整った、痺れるような最終戦は初めてです。今日、この場所で、力を尽くしたクリーンなレースを繰り広げてくれれば、間違いなく歴史に残る素晴らしいシーズンになるでしょう。
スターティンググリッドは
上位１０台のうち、２番手ハミルトン、６番手ボッタス、８番手角田がミディアムタイヤスタート、ポールのフェルスタッペンをはじめ、他７台はソフトタイヤスタートです。
フェルスタッペンは、予選Ｑ２でミディアムタイヤをロックさせてフラットスポットを作ってしまい、ソフトタイヤに交換して最速タイムを出したため、予定外のソフトスタートとなりました。メルセデス勢と戦略の違いが生まれた訳で、これがレース全体にどう影響するのか、決勝の再注目ポイントです！
序盤、ソフトタイヤのグリップを活かして、蹴り出し良くフェルスタッペンが逃げることができれば、勝機はあるでしょう。逆にスタートでハミルトンが前に出て、頭を押さえてしまうと、フェルスタッペンに勝ち目は無いように感じます。いずれにしても、最初の山はスタートです！
スタート！
ハミルトンが１コーナーを制した！１周目から激しい攻防！フェルスタッペンが強引にインに突っ込み、ハミルトンを押し出しながら前に出ましたが、すぐにハミルトンがコース外から前に戻る！
フェルスタッペンはポジションを戻せと訴えますが、ハミルトンは押し出されているので譲る必要なしとの判断のようです。
ハミルトンは徐々に徐々に逃げて行きます。フェルスタッペンは付いて行けないのか、敢えて付いて行かずタイヤを温存しているのか？このままでは万事休すですが、どうでしょうか。
１１周目には、ハミルトンとフェルスタッペンの間に４秒ものギャップができてしまいました。これではアンダーカットも難しい状況で打開策はあるのか！？１３周目にはギャップは５秒以上に・・・これは厳しい、これは厳しいぞ。
１３周目終わりにフェルスタッペンがピットイン！ハードタイヤに交換し、５番手でコースに戻りました。すぐさまノリスもかわして４番手に！
次の周、ハミルトンがピットイン！ハードタイヤに交換して２番手でコースに戻りました。この時点フェルスタッペンの５秒前です！
ペレスに「プランＢ」の指示が飛びました。これはしばらくタイヤ交換せずコースに留まって、ハミルトンが追いついてきたらブロックする戦略でしょう。この時点１０秒の差がありますから、ハミルトンが追いつくころにペレスのタイヤがどれだけ残っているか！？
ハードタイヤに交換後もハミルトンの方がペースが速く、フェルスタッペンはとても追いつけるとは思えないペースです。前をふさいでいるサインツを抜いた後どれだけのペースで走れるかですね。
２０周目、ハミルトンがペレスに追いつきました。一旦ペレス抜かれるも、激しく追いすがって抜き返す！これはいい仕事した！その間にフェルスタッペンが1.3秒差に！フェルスタッペンはここで頑張らないと！ペレスの仕事に報いてくれ！
しかし、またハミルトンが徐々に徐々に逃げていく展開。フェルスタッペンにはペースがないですねー。３２周目には、再び５秒差に。一縷の望みは、タイヤマネジメントし燃料が軽くなった終盤に一気にペースを上げることです。望みは薄いですけどねー。
３５周目、ジョビナッツィがスローダウン後、ランオフエリアでマシンをストップ！セーフティカーが出るか！？バーチャルセーフティーカーです！これでは戦略に大きな影響は出ませんね。いや、フェルスタッペンはタイヤ交換です！新品ハードに交換しました。
何もできないまま終わるよりは、何か別のことをしようということでしょう。２１秒差で残り約２１周、タイヤの差を活かしてフェルスタッペンは追いつけるか！？
フェルスタッペンはペースを上げ、少しずつはギャップを詰めていきますが、ハミルトンも悪くないペースをキープしてなかなか追いつかせません。
残り１０周で１１秒差。これは、余程の何かがないと逆転は難しいですねー。万事休すか・・・
５３周目、ラティフィがクラッシュ！セーフティーカーです！これでギャップは詰まりますが、いかんせん残りラップが少なすぎる！セーフティーカー先導のままレース終了してもおかしくない残り５周です。フェルスタッペンはピットインしてソフトタイヤに交換！
一度、周回遅れのマシンは隊列を整えるためのオーバーテイクが許されないメッセージが出ました・・・？？？どういう意味だ？そんなルールあったっけ？？
と思ったらレッドブルがＦＩＡに抗議・・・覆って残り２周でオーバーテイク許可！今度はメルセデスがＦＩＡに抗議。
残り１周でセーフティーカーエンド、リスタートです！そして！！！ファイナルラップ！！！！ソフトタイヤのグリップを活かして！！！！！フェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク！！！！！！
フェルスタッペンがチャンピオン！！！！！フェルスタッペンがチャンピオンです！！！！！
すごい事が起こりました！すごいドラマが生まれました！また後で物議を醸さなければ良いですが・・・それでも・・・マックスすごい走りでした！！！
色々マックスに口撃をしかけていたハミルトンですが、最後はディフェンディングチャンピオンらしく、フェルスタッペンを称えましたね。
こんなすごいシーズンが見られるなら、来年もテクニカルレギュレーションは変更なしで行ってもらいたいくらいですね。まさに、歴史に残る素晴らしいシーズンだったと思います。
マックス、チャンピオン獲得おめでとう！！！！！
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