F1 2021 第11戦ハンガリーGP 決勝

レースレポート
出典:Formula1-Data https://formula1-data.com/race/hungary

一部界隈では物議を醸したハンガリーGPの予選でしたが、決勝はどうなるでしょうか。
ミディアムスタートのメルセデスに対し、ソフトスタートのレッドブル。まずはスタートの蹴り出しに注目ですね。
レコノサンスラップ中はドライコンディションでしたが、スタート前に雨が降り出しました。
スタートが近づくにつれ、更に雨脚は強まっているようです。観客のみなさんが傘をさしたり、レインコートを着たりし始めました。ヨーロッパの人が雨具を使うということは結構強い雨が降っているということだそうです。(DAZN解説者 小倉さん談)スタートの混乱が予想されます。雨のハミルトンと雨のフェルスタッペンの対決も面白そうですね。雨のボッタスには期待できないですからね。
フェルスタッペンは前回イギリスGPでクラッシュした際のパワーユニットについて、FP中には問題なかったのですが、決勝に向けてクラッシュの影響での問題が発覚したそうで、パワーユニットの交換を行ったそうです。まだ3機目なので今回はペナルティーはありませんが、今シーズン少なくとも1回はグリッド降格ペナルティを受けることになりそうです。ちょっと残念ですが、今後はそれも計算に入れたうえでの戦いになりますね。チームの頭脳の見せ所といったところでしょうか。

いよいよフォーメーションラップ、全車インターミディエートタイヤでのスタートです。
雨脚は弱まったようで数周走ればドライタイヤでも行けそうくらいの路面です。こういう時は意外性のある結果が出ることがありますよね。クラッシュはしてほしくないけど、面白いレースに期待です。

いきなり多重クラッシュ!残念なスタートでしたね。ノリスに抜かれたボッタスがターン1で止まり切れずにノリスに追突し、追突されたノリスはコントロール効かないままフェルスタッペンの横にぶつかり、その煽りを食った他車も次々に当たってしまいました。その後セーフティカーからレッドフラッグです。
この間に角田裕毅は16番手から一気に5番手まで浮上しました!

レッドフラッグが出たことで、リタイアしなかったマシンは修理して再スタートできます。フェルスタッペンは13番手まで下がりましたが、修理して再スタートでどこまで這い上がれるかですね。ハミルトンは悠々トップで行けそうですが、果たして再スタートはどうなるでしょうか。雨なのでローリングスタートになるかもしれませんね。
セーフティカー先導各車ピットアウト。各マシンインターミディエートタイヤですが、路面は徐々に乾きつつある状況です。これはまだまだレースはどうなるか分かりませんね。・・・さらにスタンディングスタートをするそうです!
2番手オコンピットイン、ハミルトン以外全員ピットインでドライタイヤに交換です。こんなことってあるのか
なんとハミルトン以外全員ピットインしてドライタイヤに交換!ハミルトン一人でのスタンディングスタートです!ハミルトンは次の周回でピットインしミディアムタイヤに交換、最後尾にさがりました!先頭オコン、2番手ベッテル、3番手ラティフィ、4番手角田裕毅、と珍しい顔ぶれになっています。

角田裕毅はラティフィに引っ掛かって遅いペースに付き合わされています。ずっとDRS圏内を走っていますが、なかなか抜けません!早く抜きたい!しかし10周目に1.3秒後方まで下がりました。抜けないと判断してバックオフしましたかね。フェルスタッペンとハミルトンには抜かれるとして、6,7位くらいではフィニッシュしたいところ、タイヤマネジメントが鍵を握りそうです。無理してクラッシュなどしないよう頑張って欲しいですね。ラティフィが遅いので、先頭はオコンとベッテルの一騎打ちの様相です。ベッテルはさすがチャンピオン落ち着いて後方から虎視眈々といった感じでオコンの様子を伺っている雰囲気です。

19週目、ハミルトンピットイン!ハードタイヤに交換しました。前の車に近づけないと訴えていたハミルトンですから、クリーンエアが欲しくて早めにピットインしましたかね。次の周フェルスタッペンは反応してピットインしましたが、何とピットアウト時点でハミルトンが前へ!こういうところはハミルトンの強さですよね。アウトラップで驚異的な走りを見せ、アンダーカットです!

22週目角田裕毅ピットイン!7番手で復帰し前のガスリーとは8秒差のクリーンエアです。ラティフィをアンダーカットできるか!?

次の周ラティフィピットイン!角田はアンダーカットに成功しラティフィの前へ!あとはサインツのオーバーカットされなければかなりいい位置です。しかしサインツは自分のペースに自信をもって走っているようで、もう少しスティントを延ばす方向でしょうか。角田は見えない敵との戦いです。

30周目ハミルトンが6番手角田裕毅のDRS圏内に入って来ました!これはもう抜かれるのは時間の問題ですが、気になるのはサインツとの差で、この時点で24秒以上です。このままいくとサインツにはオーバーカットを許してしまうことになります。サインツに勝つのは少し難しくなってきましたが、まだまだ頑張れるはず!

32周目ハミルトンが角田裕毅をオーバーテイクして6番手へ!角田は少し粘りましたがここは仕方ないですね。

2番手ベッテル36周目にピットイン!ミディアムタイヤに交換しました!オコンは合わせてくるでしょうか?あ、アルピーヌ動きました!オコンピットイン!ベッテルとの位置関係は?ベッテルの前へ!

39周目アロンソもピットイン!アルピーヌは積極的に動いています。

40週目フェルスタッペンピットイン!何とストップ時間1.8秒!残り30周を走り切る作戦でしょう。どこまでダメージを挽回してポイントを取れるか注目です。

レース終盤4番手アロンソが5番手まで上がってきたハミルトンを粘りに粘ってブロックし続けます!DRS圏内に入られながらも、うまいラインどりで絶妙にブロックしてハミルトンを前に行かせません!これは間接的にチームメイトのオコンを勝たせるためのブロックです。しかし65周目アロンソがコーナーで少し外側に膨らんだところ、ハミルトンが交わしていきました。のこり6周で先頭オコンとの差は約10秒。その間にはベッテルとサインツがいる状況。さすがのハミルトンこの2人を抜いて、更にオコンを抜くには周回数が足りないでしょうか!?ハミルトンサインツも抜いて3番手!先頭オコンまでは約10秒のまま!そこから追い上げファイナルラップでオコンまで約4秒!これを抜くのは難しいでしょう!

フィニッシュ!オコンは最後までリードラップを守り切り初優勝!頑張った!そして2番手はベッテル!調子上がって来たね!
そして、素晴らしい追い上げを見せたハミルトンが3番手!チェッカー時前のベッテルとの差は約0.8秒!

いやー最後はアロンソのナイスアシストとサインツの粘りも含め、本当に痺れるレースでした!オコンはよく頑張って1位を守りきったし、ベッテルはオコンを抜くために戦い続けての2位、最後尾から驚異的な追い上げのハミルトン!本当に面白いレースでした!

ハンガリーGP決勝結果

順位No.ドライバーチームタイム
131エステバン・オコンアルピーヌ2:04:43
25セバスチャン・ベッテルアストンマーティン+1.859s
344ルイス・ハミルトンメルセデス+2.736s
455カルロス・サインツフェラーリ+15.018s
514フェルナンド・アロンソアルピーヌ+15.651s
610ピエール・ガスリーアルファタウリ+63.614s
722角田裕毅アルファタウリ+75.803s
86ニコラス・ラティフィウィリアムズ+77.910s
963ジョージ・ラッセルウィリアムズ+79.094s
1033マックス・フェルスタッペンレッドブル+80.244s
117キミ・ライコネンアルファロメオ+1 lap
123ダニエル・リカルドマクラーレン+1 lap
1347ミック・シューマッハハース+1 lap
1499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ+1 lap
NC9ニキータ・マゼピンハースDNF
NC4ランド・ノリスマクラーレンDNF
NC77バルテリ・ボッタスメルセデスDNF
NC11セルジオ・ペレスレッドブルDNF
NC16シャルル・ルクレールフェラーリDNF
NC18ランス・ストロールアストンマーティンDNF

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