F1 2021 オーストリア・レッドブルリンク2連戦でフェルスタッペン圧倒的連勝!

レースレポート
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オーストリア・レッドブルリンクでの2連戦、レッドブルのフェルスタッペンが圧倒的な速さで連勝しましたね!本当に圧倒的でした。
ここ数年レッドブル・ホンダが得意としているサーキットとはいえ、メルセデスを相手にこれだけの圧勝するとは驚きです。
という訳で、レースとしては先頭争いのない、いわゆるつまらないレースではありましたが、レッドブル・ホンダ・フェルスタッペンを応援している人たちにとっては嬉しいつまらなさだったのではないでしょうか。

第8戦シュタイアーマルクGP決勝結果

順位No.ドライバーチームタイム
133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1:22:19
244ルイス・ハミルトンメルセデス+35.743s
377バルテリ・ボッタスメルセデス+46.907s
411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ+47.434s
54ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス+1 lap
655カルロス・サインツフェラーリ+1 lap
716シャルル・ルクレールフェラーリ+1 lap
818ランス・ストロールアストンマーチン・メルセデス+1 lap
914フェルナンド・アロンソアルピーヌ・ルノー+1 lap
1022角田裕毅アルファタウリ・ホンダ+1 lap
117キミ・ライコネンアルファロメオ・フェラーリ+1 lap
125セバスチャン・ベッテルアストンマーチン・メルセデス+1 lap
133ダニエル・リカルドマクラーレン・メルセデス+1 lap
1431エステバン・オコンアルピーヌ・ルノー+1 lap
1599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ・フェラーリ+1 lap
1647ミック・シューマッハハース・フェラーリ+2 laps
176ニコラス・ラティフィウィリアムズ・メルセデス+3 laps
189ニキータ・マゼピンハース・フェラーリ+3 laps
NC63ジョージ・ラッセルウィリアムズ・メルセデスDNF
NC10ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダDNF

1位フェルスタッペンと2位ハミルトンの差が35秒ですよ!
数年前までメルセデスが見せていた圧倒的勝利を、今度はレッドブルがやり始めました!
その時のメルセデスほどマシンの優位性はなく、相変わらずメルセデスとレッドブルのマシン性能は拮抗していると思いますが、そんな中で見せた圧勝劇。
表彰台に上がり、シャンパンファイトでシャツがスケスケになってしまったヘルムート・マルコさんも、とても機嫌良さそうでしたね!

2021年6月28日のF1シュタイアーマルクGP決勝ポディウムに上がったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとヘルムート・マルコ、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス
出典:Formula1-Data
https://formula1-data.com/article/steiermark-race-digest-2021

第9戦オーストリアGP決勝結果

順位No.ドライバーチームタイム
133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1:23:55
277バルテリ・ボッタスメルセデス+17.973s
34ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス+20.019s
444ルイス・ハミルトンメルセデス+46.452s
555カルロス・サインツフェラーリ+57.144s
611セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ+57.915s
73ダニエル・リカルドマクラーレン・メルセデス+60.395s
816シャルル・ルクレールフェラーリ+61.195s
910ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ+61.844s
1014フェルナンド・アロンソアルピーヌ・ルノー+1lap
1163ジョージ・ラッセルウィリアムズ・メルセデス+1lap
1222角田裕毅アルファタウリ・ホンダ+1lap
1318ランス・ストロールアストンマーチン・メルセデス+1lap
1499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ・フェラーリ+1lap
157キミ・ライコネンアルファロメオ・フェラーリ+1lap
166ニコラス・ラティフィウィリアムズ・メルセデス+1lap
175セバスチャン・ベッテルアストンマーチン・メルセデスDNF
1847ミック・シューマッハハース・フェラーリ+2laps
199ニキータ・マゼピンハース・フェラーリ+2laps
NC31エステバン・オコンアルピーヌ・ルノーDNF

1位フェルスタッペンと2位ボッタスの差は約18秒!これだけでも大差ですが、何とフェルスタッペンはボッタスよりも1回多くピットストップ(タイヤ交換)をしています。仮にピットストップ回数が同じだったとしたら、単純計算で約40秒差ということになります。何という差でしょうか!フェルスタッペンは最初の数周とフィニッシュ以外、ほとんどテレビに映っていませんでしたよ。これも数年前までは「メルセデスあるある」でしたよね。それをレッドブルが再現しています。
更にフェルスタッペンはファステストラップも取り26ポイントゲットです。ポールポジション、レース勝利、ファステストラップ、全周ラップリードですよ。これはすごい!圧勝とはこのことです。

表彰台に上がったメルセデスのバルテリ・ボッタス、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、マクラーレンのランド・ノリス、2021年7月4日F1オーストリアGPにて
出典:Formula1-Data
https://formula1-data.com/article/austria-race-digest-2021

そして、今回の表彰台にはホンダの田辺テクニカルディレクターが上がりました。これは同じレッドブルリンクで「レッドブル・ホンダ」として初優勝を果たしたレース以来のことです。通常はチームのスタッフが表彰台に上がりますが、レッドブルのホームサーキットで2度もホンダの田辺さんを表彰台に上げるとは、レッドブル首脳陣のホンダへのリスペクトがもの凄いですね。
シャンパンファイトではフェルスタッペンが気を使って、真っ先に田辺さんにシャンパンかけに行ってました。このあたりを見ても、レッドブルとホンダの関係の良さが見て取れました。
田辺さんは前回の時は、表彰台への行き方が分からずおどおどしていたけど、今回は慣れたもので、スッと行けたそうです。しかし、シャンパンの噴射のさせ方は何故か前回から上手でしたよね(笑)今回もいい噴射してましたよ!
この雰囲気を見ていると、ホンダが今シーズン限りでF1を撤退するとは、もったいないなーと思いますね。残っていれば新たな伝説を作れたかもしれませんよ。

という訳でこの2連勝も含め、マックス・フェルスタッペンは3戦連続ポールトゥウィンです!いよいよ風格漂ってきた感じですね。このまま好調を保っていけば初のワールドチャンピオンも見えてきますね。今シーズンのマシン開発をどこで止めるか、メルセデスとレッドブルのチキンレースになるのでしょうか。
次回は、メルセデスそしてハミルトンが大の得意としているイギリスGP、シルバーストーンサーキットです。ここでもレッドブルが勝つようであれば、今シーズンは先が見えたかなという感じですが、メルセデスが盛り返してくればまだまだバチバチのチャンピオン争いが見られます。ここ数戦ではあまりマシンのアップデートがなかったメルセデスですが、シルバーストーンではどうやら大きめのアップデートを投入する予定のようです。これでどこまで追いつけるか、はたまたレッドブルが更に引き離す何かを入れてくるのか?
やはりチームの違うドライバー同士がチャンピオン争いをすると、あらゆる面で楽しみが増えますね。一人のF1ファンとしてとても嬉しい状況です。

あ、そうだ、次回イギリスGPはF1史上初の予選レース(スプリント予選)が行われます。初の試みなので、どんな感じになるのか分かりませんが、まずは「様子を見てみよう」ですね。楽しみに待ちましょう!

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