オーストリア・レッドブルリンクでの2連戦、レッドブルのフェルスタッペンが圧倒的な速さで連勝しましたね!本当に圧倒的でした。
ここ数年レッドブル・ホンダが得意としているサーキットとはいえ、メルセデスを相手にこれだけの圧勝するとは驚きです。
という訳で、レースとしては先頭争いのない、いわゆるつまらないレースではありましたが、レッドブル・ホンダ・フェルスタッペンを応援している人たちにとっては嬉しいつまらなさだったのではないでしょうか。
第8戦シュタイアーマルクGP決勝結果
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1:22:19 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | +35.743s |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | +46.907s |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | +47.434s |
5 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン・メルセデス | +1 lap |
6 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | +1 lap |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | +1 lap |
8 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーチン・メルセデス | +1 lap |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ・ルノー | +1 lap |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | +1 lap |
11 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ・フェラーリ | +1 lap |
12 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーチン・メルセデス | +1 lap |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン・メルセデス | +1 lap |
14 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ・ルノー | +1 lap |
15 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ・フェラーリ | +1 lap |
16 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース・フェラーリ | +2 laps |
17 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ・メルセデス | +3 laps |
18 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース・フェラーリ | +3 laps |
NC | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ・メルセデス | DNF |
NC | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | DNF |
1位フェルスタッペンと2位ハミルトンの差が35秒ですよ!
数年前までメルセデスが見せていた圧倒的勝利を、今度はレッドブルがやり始めました!
その時のメルセデスほどマシンの優位性はなく、相変わらずメルセデスとレッドブルのマシン性能は拮抗していると思いますが、そんな中で見せた圧勝劇。
表彰台に上がり、シャンパンファイトでシャツがスケスケになってしまったヘルムート・マルコさんも、とても機嫌良さそうでしたね!

https://formula1-data.com/article/steiermark-race-digest-2021
第9戦オーストリアGP決勝結果
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1:23:55 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | +17.973s |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン・メルセデス | +20.019s |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | +46.452s |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | +57.144s |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | +57.915s |
7 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン・メルセデス | +60.395s |
8 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | +61.195s |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | +61.844s |
10 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ・ルノー | +1lap |
11 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ・メルセデス | +1lap |
12 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | +1lap |
13 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーチン・メルセデス | +1lap |
14 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ・フェラーリ | +1lap |
15 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ・フェラーリ | +1lap |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ・メルセデス | +1lap |
17 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーチン・メルセデス | DNF |
18 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース・フェラーリ | +2laps |
19 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース・フェラーリ | +2laps |
NC | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ・ルノー | DNF |
1位フェルスタッペンと2位ボッタスの差は約18秒!これだけでも大差ですが、何とフェルスタッペンはボッタスよりも1回多くピットストップ(タイヤ交換)をしています。仮にピットストップ回数が同じだったとしたら、単純計算で約40秒差ということになります。何という差でしょうか!フェルスタッペンは最初の数周とフィニッシュ以外、ほとんどテレビに映っていませんでしたよ。これも数年前までは「メルセデスあるある」でしたよね。それをレッドブルが再現しています。
更にフェルスタッペンはファステストラップも取り26ポイントゲットです。ポールポジション、レース勝利、ファステストラップ、全周ラップリードですよ。これはすごい!圧勝とはこのことです。

https://formula1-data.com/article/austria-race-digest-2021
そして、今回の表彰台にはホンダの田辺テクニカルディレクターが上がりました。これは同じレッドブルリンクで「レッドブル・ホンダ」として初優勝を果たしたレース以来のことです。通常はチームのスタッフが表彰台に上がりますが、レッドブルのホームサーキットで2度もホンダの田辺さんを表彰台に上げるとは、レッドブル首脳陣のホンダへのリスペクトがもの凄いですね。
シャンパンファイトではフェルスタッペンが気を使って、真っ先に田辺さんにシャンパンかけに行ってました。このあたりを見ても、レッドブルとホンダの関係の良さが見て取れました。
田辺さんは前回の時は、表彰台への行き方が分からずおどおどしていたけど、今回は慣れたもので、スッと行けたそうです。しかし、シャンパンの噴射のさせ方は何故か前回から上手でしたよね(笑)今回もいい噴射してましたよ!
この雰囲気を見ていると、ホンダが今シーズン限りでF1を撤退するとは、もったいないなーと思いますね。残っていれば新たな伝説を作れたかもしれませんよ。
という訳でこの2連勝も含め、マックス・フェルスタッペンは3戦連続ポールトゥウィンです!いよいよ風格漂ってきた感じですね。このまま好調を保っていけば初のワールドチャンピオンも見えてきますね。今シーズンのマシン開発をどこで止めるか、メルセデスとレッドブルのチキンレースになるのでしょうか。
次回は、メルセデスそしてハミルトンが大の得意としているイギリスGP、シルバーストーンサーキットです。ここでもレッドブルが勝つようであれば、今シーズンは先が見えたかなという感じですが、メルセデスが盛り返してくればまだまだバチバチのチャンピオン争いが見られます。ここ数戦ではあまりマシンのアップデートがなかったメルセデスですが、シルバーストーンではどうやら大きめのアップデートを投入する予定のようです。これでどこまで追いつけるか、はたまたレッドブルが更に引き離す何かを入れてくるのか?
やはりチームの違うドライバー同士がチャンピオン争いをすると、あらゆる面で楽しみが増えますね。一人のF1ファンとしてとても嬉しい状況です。
あ、そうだ、次回イギリスGPはF1史上初の予選レース(スプリント予選)が行われます。初の試みなので、どんな感じになるのか分かりませんが、まずは「様子を見てみよう」ですね。楽しみに待ちましょう!
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