F1 2021 第7戦フランスGP FP1 & FP2

レースレポート
出典:Formula1-Data https://formula1-data.com/race/france

2年ぶり開催のフランスGP始まりました!舞台はポールリカールサーキット!
どうやらコースのあらゆる場所が再舗装されたようで、若干滑りやすくなっているようです。
Formula1-Data.comさんに載っていた上の写真は、1990年頃でしょうか。この時代のターン1は右に曲がるショートカットだったんですね。今のF1ではそこはスルーして、その先左に曲がるターン1ですよね。
バーニー・エクレストンが買い取って、ヘルマン・ティルケが改修したこのサーキットは、テスト用として使用されるため、あらゆるコースレイアウトが使用できるようになっており、247通りものレイアウトを組むことができるそうです。

ポール・リカール・サーキットコースレイアウト図
出典:Formula1-Data
https://formula1-data.com/race/france

FP1結果

順位No.ドライバーチームタイムトップ
との差

との差
周回数
177バルテリ・ボッタスメルセデス1:33.448  24
244ルイス・ハミルトンメルセデス1:33.7830.3350.33521
333マックス・フェルスタッペンレッドブル1:33.8800.4320.09723
411セルジオ・ペレスレッドブル1:34.1930.7450.31325
531エステバン・オコンアルピーヌ1:34.3290.8810.13625
63ダニエル・リカルドマクラーレン1:34.6441.1960.31524
714フェルナンド・アロンソアルピーヌ1:34.6931.2450.04921
810ピエール・ガスリーアルファタウリ1:34.6991.2510.00620
94ランド・ノリスマクラーレン1:34.7071.2590.00821
1022角田裕毅アルファタウリ1:34.8471.3990.14022
1116シャルル・ルクレールフェラーリ1:34.9501.5020.10324
1299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1:35.1161.6680.16623
137キミ・ライコネンアルファロメオ1:35.1351.6870.01920
1418ランス・ストロールアストンマーティン1:35.2751.8270.14023
155セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1:35.2891.8410.01416
1655カルロス・サインツフェラーリ1:35.3421.8940.05324
176ニコラス・ラティフィウィリアムズ1:35.6122.1640.27022
189ニキータ・マゼピンハース1:36.6513.2031.03924
1947ミック・シューマッハハース1:37.3293.8810.67814
2045ロイ・ニッサニーウィリアムズ1:37.8814.4330.55216

ストリートサーキット2連戦(モナコ・アゼルバイジャン)では苦しんだメルセデスですが、通常のサーキットに戻って来て、FP1から早くも速さを取り戻したようなタイム結果ですが、走りを見た感じでは「速い!強い!」という印象はなく、何となく1-2にハマっただけというイメージでした。
序盤からシューマッハがスピンし、角田裕毅がスピンし、その後しばらくしてからベッテルもコースアウト。そんな中メルセデスもマシンをフラつかせたり、コースからはみ出して黄色い縁石踏んでデブリ飛ばしたりもありながら、何とか出したタイムって感じだった気がします。

メルセデスは無線で、FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシに、黄色縁石を取り外すことを提案していました。確かに少しコースをはみ出しただけでマシンが壊れていては、予算制限がある中でやり繰りしているチームにとっては痛い出費になってしまいますし、その程度でコース上にデブリが落ちたら、いちいちセーフティーカーなり赤旗なり出すんでしょうか?2日目にどうなっているか、ちょっと注目です。

レッドブルはまずまずの3-4番手タイム。後は地元フランスチームのアルピーヌが速いですね。オコン5番手、アロンソ7番手です。前回好調だったアルファタウリは、今回は少し厳し目でですが何とか頑張っている感じでガスリー8番手、角田裕毅10番手。

FP2結果

順位No.ドライバーチームタイムトップとの差前との差周回数
133マックス・フェルスタッペンレッドブル1:32.872  21
277バルテリ・ボッタスメルセデス1:32.8800.0080.00827
344ルイス・ハミルトンメルセデス1:33.1250.2530.24523
414フェルナンド・アロンソアルピーヌ1:33.3400.4680.21525
516シャルル・ルクレールフェラーリ1:33.5500.6780.21023
631エステバン・オコンアルピーヌ1:33.6850.8130.13523
710ピエール・ガスリーアルファタウリ1:33.6960.8240.01125
855カルロス・サインツフェラーリ1:33.6980.8260.00224
97キミ・ライコネンアルファロメオ1:33.7860.9140.08826
104ランド・ノリスマクラーレン1:33.8220.9500.03624
1199アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1:33.8310.9590.00923
1211セルジオ・ペレスレッドブル1:33.9211.0490.09024
1322角田裕毅アルファタウリ1:33.9551.0830.03425
143ダニエル・リカルドマクラーレン1:34.0791.2070.12424
155セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1:34.4471.5750.36825
1618ランス・ストロールアストンマーティン1:34.6321.7600.18524
1763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1:35.2662.3940.63425
186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1:35.3312.4590.06525
1947ミック・シューマッハハース1:35.5122.6400.18124
209ニキータ・マゼピンハース1:35.5512.6790.03923

FP2では、フェルスタッペンがトップタイムを出しました!タイム計測後、無線で「どう?悪くないでしょ?」みたいなことを言ってましたね。FP1と比べてマシンが改善されたようで、それを感じ取ることができたようです。ペレスも12番手タイムと苦しんでいるように見えますが、これはソフトタイヤでのアタックラップでトラフィックに引っ掛かってうまくタイムが出せなかったことが原因のようで、マシンは好調とのことでした。その後のロングランではハミルトンやフェルスタッペンを凌ぐペースで走っており、レースペースでは一流っぷりを発揮しています。レッドブル、良さそうですね!

ただメルセデスもほとんどタイム差はなく、しかもボッタスの2番手タイムはミディアムタイヤで出したタイムで、ソフトタイヤでのタイムアタックはうまくいかなかった状態での0.008秒差です。まだまだ伸びしろがあると考えるべきか?それとも、ここまでの傾向と同じでソフトタイヤの扱いに苦しんでいるのか?答え合わせは明日の予選でということですね。

また、ここでもアルピーヌが速さを見せており、アロンソ4番手オコン6番手です。そして、FP1では下位に沈んでいたフェラーリも上がってきて、ルクレール5番手サインツ8番手です。これで中団勢はますます混戦模様ですよ。4番手アロンソから13番手角田裕毅まで10台が0.615秒差の中にひしめき合っています。ワンミスですぐに4つ5つ順位を落としてしまうタイム差です。これは予選が面白くなりそうだ!

感想

2年前に開催されたポールリカールでのフランスGPは、メルセデスの圧勝でレッドブルは不得意なサーキットでしたが、今年はそんなことはなく差は縮まっていますね。レッドブルが勝っているとは、まだ言えませんが、少なくともメスセデスの「圧勝」ということはなさそうです。ただメルセデスはまだまだ改善の余地がありそうな走りでしたので、FP3&予選では大きく巻き返してくるかもしれません!
という訳で、レッドブルが好調をキープするのか、いつものようにメルセデスが強さを出し始めるのか、はたまたフェラーリのサプライズがあるのか(笑)、次のセッションまで色々想像しながら待ちましょう!

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