2年ぶり開催のフランスGP始まりました!舞台はポールリカールサーキット!
どうやらコースのあらゆる場所が再舗装されたようで、若干滑りやすくなっているようです。
Formula1-Data.comさんに載っていた上の写真は、1990年頃でしょうか。この時代のターン1は右に曲がるショートカットだったんですね。今のF1ではそこはスルーして、その先左に曲がるターン1ですよね。
バーニー・エクレストンが買い取って、ヘルマン・ティルケが改修したこのサーキットは、テスト用として使用されるため、あらゆるコースレイアウトが使用できるようになっており、247通りものレイアウトを組むことができるそうです。
FP1結果
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム | トップ との差 | 前 との差 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:33.448 | 24 | ||
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:33.783 | 0.335 | 0.335 | 21 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:33.880 | 0.432 | 0.097 | 23 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1:34.193 | 0.745 | 0.313 | 25 |
5 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1:34.329 | 0.881 | 0.136 | 25 |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1:34.644 | 1.196 | 0.315 | 24 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1:34.693 | 1.245 | 0.049 | 21 |
8 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1:34.699 | 1.251 | 0.006 | 20 |
9 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:34.707 | 1.259 | 0.008 | 21 |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:34.847 | 1.399 | 0.140 | 22 |
11 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:34.950 | 1.502 | 0.103 | 24 |
12 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:35.116 | 1.668 | 0.166 | 23 |
13 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1:35.135 | 1.687 | 0.019 | 20 |
14 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:35.275 | 1.827 | 0.140 | 23 |
15 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1:35.289 | 1.841 | 0.014 | 16 |
16 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:35.342 | 1.894 | 0.053 | 24 |
17 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1:35.612 | 2.164 | 0.270 | 22 |
18 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1:36.651 | 3.203 | 1.039 | 24 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1:37.329 | 3.881 | 0.678 | 14 |
20 | 45 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1:37.881 | 4.433 | 0.552 | 16 |
ストリートサーキット2連戦(モナコ・アゼルバイジャン)では苦しんだメルセデスですが、通常のサーキットに戻って来て、FP1から早くも速さを取り戻したようなタイム結果ですが、走りを見た感じでは「速い!強い!」という印象はなく、何となく1-2にハマっただけというイメージでした。
序盤からシューマッハがスピンし、角田裕毅がスピンし、その後しばらくしてからベッテルもコースアウト。そんな中メルセデスもマシンをフラつかせたり、コースからはみ出して黄色い縁石踏んでデブリ飛ばしたりもありながら、何とか出したタイムって感じだった気がします。
メルセデスは無線で、FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシに、黄色縁石を取り外すことを提案していました。確かに少しコースをはみ出しただけでマシンが壊れていては、予算制限がある中でやり繰りしているチームにとっては痛い出費になってしまいますし、その程度でコース上にデブリが落ちたら、いちいちセーフティーカーなり赤旗なり出すんでしょうか?2日目にどうなっているか、ちょっと注目です。
レッドブルはまずまずの3-4番手タイム。後は地元フランスチームのアルピーヌが速いですね。オコン5番手、アロンソ7番手です。前回好調だったアルファタウリは、今回は少し厳し目でですが何とか頑張っている感じでガスリー8番手、角田裕毅10番手。
FP2結果
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム | トップとの差 | 前との差 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:32.872 | 21 | ||
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:32.880 | 0.008 | 0.008 | 27 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:33.125 | 0.253 | 0.245 | 23 |
4 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1:33.340 | 0.468 | 0.215 | 25 |
5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:33.550 | 0.678 | 0.210 | 23 |
6 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1:33.685 | 0.813 | 0.135 | 23 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1:33.696 | 0.824 | 0.011 | 25 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:33.698 | 0.826 | 0.002 | 24 |
9 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1:33.786 | 0.914 | 0.088 | 26 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:33.822 | 0.950 | 0.036 | 24 |
11 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:33.831 | 0.959 | 0.009 | 23 |
12 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1:33.921 | 1.049 | 0.090 | 24 |
13 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:33.955 | 1.083 | 0.034 | 25 |
14 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1:34.079 | 1.207 | 0.124 | 24 |
15 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1:34.447 | 1.575 | 0.368 | 25 |
16 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:34.632 | 1.760 | 0.185 | 24 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1:35.266 | 2.394 | 0.634 | 25 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1:35.331 | 2.459 | 0.065 | 25 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1:35.512 | 2.640 | 0.181 | 24 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1:35.551 | 2.679 | 0.039 | 23 |
FP2では、フェルスタッペンがトップタイムを出しました!タイム計測後、無線で「どう?悪くないでしょ?」みたいなことを言ってましたね。FP1と比べてマシンが改善されたようで、それを感じ取ることができたようです。ペレスも12番手タイムと苦しんでいるように見えますが、これはソフトタイヤでのアタックラップでトラフィックに引っ掛かってうまくタイムが出せなかったことが原因のようで、マシンは好調とのことでした。その後のロングランではハミルトンやフェルスタッペンを凌ぐペースで走っており、レースペースでは一流っぷりを発揮しています。レッドブル、良さそうですね!
ただメルセデスもほとんどタイム差はなく、しかもボッタスの2番手タイムはミディアムタイヤで出したタイムで、ソフトタイヤでのタイムアタックはうまくいかなかった状態での0.008秒差です。まだまだ伸びしろがあると考えるべきか?それとも、ここまでの傾向と同じでソフトタイヤの扱いに苦しんでいるのか?答え合わせは明日の予選でということですね。
また、ここでもアルピーヌが速さを見せており、アロンソ4番手オコン6番手です。そして、FP1では下位に沈んでいたフェラーリも上がってきて、ルクレール5番手サインツ8番手です。これで中団勢はますます混戦模様ですよ。4番手アロンソから13番手角田裕毅まで10台が0.615秒差の中にひしめき合っています。ワンミスですぐに4つ5つ順位を落としてしまうタイム差です。これは予選が面白くなりそうだ!
感想
2年前に開催されたポールリカールでのフランスGPは、メルセデスの圧勝でレッドブルは不得意なサーキットでしたが、今年はそんなことはなく差は縮まっていますね。レッドブルが勝っているとは、まだ言えませんが、少なくともメスセデスの「圧勝」ということはなさそうです。ただメルセデスはまだまだ改善の余地がありそうな走りでしたので、FP3&予選では大きく巻き返してくるかもしれません!
という訳で、レッドブルが好調をキープするのか、いつものようにメルセデスが強さを出し始めるのか、はたまたフェラーリのサプライズがあるのか(笑)、次のセッションまで色々想像しながら待ちましょう!
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