今シーズン2回目の試みとなるスプリント予選ですが、その前に実施されるFP2です。前回スプリント予選が行われたイギリスGPの時もそうだったのですが、FP2ってやる必要あるんでしょうか?金曜日の予選からマシンはパルクフェルメルール下に置かれるため、いくらFP2で何かを見つけても、スプリント予選および決勝に向けてセッティングを変えることができないのです。FP2中は変更してもいいのですが、スプリント予選時には元に戻さないといけないのです。という訳で、このFP2をどう楽しめばいいのか手探りの状態なのです!
FP2
見ていると、FP2はロングラン時のタイヤのデータ取りですね。それしかないですよね。
フェルスタッペンとハミルトンはソフトタイヤでのロングランです。フェルスタッペンの方が1秒以上速いペースを刻んでいるようですが、想定している状況や燃料搭載量が違うと思われ、あまり参考にならないタイムですね。これがそのままスプリント予選や決勝のロングランペースに反映されるとは、とても思えません。
残り32分、サインツがターン9でリアタイヤを滑らせてアウト側の壁にノーズ側からクラッシュ!レッドフラッグです。サインツは一応「大丈夫」と言っていますが、結構痛そうでした。ケガ等無ければいいのですが・・・それとマシンはスプリント予選までに修復できるのか・・・心配ですね。
フリー走行ではレッドフラッグで中断しても、セッション残り時間のカウントダウンは止まらないので、走行時間がどんどん減っていきます。
迅速な対応で残り21分からセッション再開です!優秀なスタッフの働きにより、マシン回収とウォールの修復を超短時間で終わらせました。
その後ハミルトンとボッタスが、その時点のトップタイムを更新し、1-2になりました。
スプリント予選
トップ3、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペンはミディアム、その後ろのマクラーレン勢はソフトタイヤスタートです。
ボッタスはいい蹴り出しで先頭をキープ、フェルスタッペン、リカルド、ノリスが好スタート!ハミルトンの前に出ました!
ガスリーがリカルドのリアにフロントウィングをかすめてしまい、壊してしまいました。そのまま走行を続けましたが、すぐにコントロールが効かなくなりコースアウトしてクラッシュ!セーフティカーです。クビサは角田裕毅の左フロントに軽く接触してスピンしコースアウトしています。角田裕毅はセーフティーカー中にピットインしてタイヤとノーズを交換しました。クビサとの接触で傷めていたようです。アルファタウリの2台はスプリント予選で大損しましたね。
さて、フェルスタッペンとマクラーレン勢に抜かれ5番手まで下がったハミルトンですが、ここから巻き返しできるでしょうか。前はストレートの速いマクラーレンです。・・・結果抜けませんでしたねー。終始4番手ノリスの1秒前後後方に着けていて、DRSを使用する場面もありましたが、オーバーテイクには至りませんでした!
モンツァはストレートが長くオーバーテイクが可能という解説者が多いですが、道幅が狭いのと、DRSゾーンであるホームストレートの手前が高速コーナー(パラボリカ、改めアルボレート)であり、前のマシンにピタリと着けることが難しいため、実はオーバーテイクは難しいと仰っている解説者もいました。確かにねー、昨年のイタリアGPで、先頭を走るガスリーをマシン性能で勝るサインツが追い掛け回しましたが、結局抜けませんでしたよね。今回のハミルトンもそんな感じでしたよね。
結局、スタート直後の混乱以外はあまり順位変動はなくフィニッシュ。1位ボッタス、2位フェルスタッペン、3位リカルド、4位ノリス、5位ハミルトンでした!
ボッタスはPU交換によるグリッド降格ペナルティで、最後尾からスタートが決定しているため、決勝はフロントロウにフェルスタッペンとリカルド、セカンドロウにノリスとハミルトンでスタートになります。
フェルスタッペンからすると、好スタートを決めて先頭を走り、4番手からスタートするハミルトンをマクラーレンの2台にできるだけ抑えてもらいたいというところでしょうね。決勝ではハミルトンももう少しリスクを取って抜きにかかるでしょうが、今回のマクラーレン相手では結構苦労するかもしれませんね。
いやー決勝が楽しみになってきたぞ!
大損ぶっこいたアルファタウリ勢は、角田裕毅がスプリント予選16位で、ボッタスの降格により15番手スタート。ガスリーは19番手からスタートになります。アクシデントがない限り決勝でのジャンプアップは難しそうなので、この際2人とも戦略的PU交換と決勝寄りのセッティング変更をして、ピットレーンスタートでもいいかもね。
という訳で、決勝のスターティンググリッドは↓
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